群馬県の暮らし、生活環境

群馬県

ここでは主に、群馬県平野部東毛地区の暮らしぶりについて説明します。
(執筆:初雪)

地理

「鶴舞う形の群馬県」といわれる特徴的な県境は、山脈と利根川水系の川によって構成され、人口の多くは鶴の首のあたりまである平野に住んでいます。

山に囲まれているが盆地ではないので、夏も比較的湿度は低く盆地の超多湿を経験したひとなら楽に感じるかもしれません。

冬は非常に乾燥しているため火の扱いは厳重な注意が必要です。上州名物からっ風は、シベリアから来た冷たく湿った空気が新潟県周辺で大雪を降らせて軽くなり、山脈をさながらジェットコースターのように駆け下りてくるために起こり、この強風が吹いた日には晴れていても洗濯物が外に出せないほどです。

基本的に平野部に雪はあまり降らないが、少量でも降った時にからっ風と一緒に来た日にはまるで雪がアッパーカットかましてきていると思うぐらいの横殴り(というか斜め下から)してくるので注意。

内陸部に位置しているので台風被害などは比較的少ないが、平野部には浸水が想定される低地も多いので油断は禁物。

火山に多く囲まれており中でも最近は浅間山がよく活動します。これらが温泉の恵みをもたらしています。


仕事

平均より農業と製造業の割合が多い。農業は平野部では稲作と畑作が、山間部でも畑作や果樹が適しています。
特に畑作では冬野菜が多い。これはからっ風から作物が身を守るために多くの糖を蓄えるため甘みのある野菜に育ちます。

また、伊香保をはじめとした牧場の畜産・酪農もあり冬の鍋の具材には困らないです。

製造業で大きいのが株式会社SUBARUです。古くは中島飛行機からはじまり百年以上群馬の製造業の牽引役となっており、このため自動車や航空機関連の部品製造工場などが多くあり雇用を支えています。


教育

県内の大学はあまり多くない、わけではないが大規模な総合大学が少なく専門学校的な大学も多いためなんとなくそう感じます。例えば上武大学は箱根駅伝にも多く出ているため知っている人も多いのではないでしょうか。

ただ、採用人数がそこまで多くないのもあり多くの人はこれを機に他の都道府県に行く場合もおおいです。

義務教育期間では教育内容というより、朝礼などでの「起立、注目、礼」(注目のときに教師の方に体の向きを変える)が有名でしょうか。

他にも小学校の運動会とかで赤い帽子の組を「赤城」と山の名前にしたりとかが他の地域との違いでわかりやすく有名です。
また、幼稚園から小学校では上毛カルタの熱いバトルが繰り広げられます。


交通機関

群馬県は自動車が必須と言われますが、その通りでこれは鉄道のつながり方にかなり影響されていると考えます。

JRは東京から熊谷から高崎、前橋ときて桐生、伊勢崎方面に分岐します。
太田市にJRは存在しません。これを地図で見ると特に東部で暮らす人たちにとって東京方面へ行く場合の鉄道はとてつもない遠回りになります。なので自動車で高崎や熊谷まで行って乗り換えるといったパターンがあります。特に県内の新幹線はほぼ高崎駅しか選択肢がありません。

もう一つ主要な鉄道で東武鉄道がありますが、県内の路線がほぼローカル線のようなダイヤでこれも不便です。伊勢崎線も東京方面は北千住駅や浅草駅など少しですが利便性が低いです。

路線バスは絶滅危惧種です。みんなが自動車に乗っているので需要が低いです。
県内のいくつかの市町村では地域の重要拠点をまわるコミュニティバスが運行されたりもしています。

 

買い物(日用品)

基本的にホームセンターからコンビニまで自動車での来店を考えほぼすべての店舗で広い駐車場が設けられています。その為住宅地に近接しているところは少なく必然自動車で行くことになります。

また、そういった土地柄のため店舗側もイオンなど大型ショッピングモールやそうでなくても複数の店舗を有するショッピングセンターのようになっているため一回そこに出かければ大体買い物が済む場合も多いです。

このためよくまとめ買いが基本となるので出かける前に買い忘れがおこらないようにメモをしておくといいでしょう。

 

娯楽

県内の観光地は山の方に集中しており、県外に出るにも交通機関のこともあって、こういったお出かけは大体小旅行のようになります。目的地につくまでの過程も娯楽としてみればより楽しくなるかもしれません。

県内の観光地として世界遺産の富岡製糸場やパワースポットで有名になった榛名神社、山岳を走るわたらせ渓谷鉄道日本最高難易度の登山道のひとつがある妙義山、実はコスプレの撮影場所として地味につかわれる群馬会館(前橋市)現役最高齢クラスの車輛が走る鉄道路線など探せば結構出てきます。

草津温泉は日本一の自然湧出量や、特徴的な酸性泉質、湯もみのパファーマンス等で全国的な知名度があります。


群馬県の噂、お国自慢

よく「グンマー」ネタで有名な栃木県との国境争いですが群馬県と栃木県は直接のかかわりはすくないです。
県境のほとんどは山で道もあまりなく、群馬栃木間の移動は足利市を経由するルートが一番多いでしょう。なので国境は平和です(笑)。

群馬県はほとんど歴史の表には出てこないですが、かなり重要なことがよくおきてます。
現在の太田市にある天神山古墳は東日本では唯一の全長二百メートル超の前方後円墳であり、まだ詳細はわかりませんがこの支配者がよほど大きな権力者であったことが想像できます。

鎌倉時代の末期には足利尊氏とともに鎌倉幕府を倒した新田義貞というが出てきます。ただこの新田義貞は日本史の教科書にはなぜか出てこないみたいなので知らない人も多いでしょう。

そこから中世では本当に目立ちませんが、明治に入れば今の桐生市を中心として生糸の輸出で多くの利益をあげました。
今群馬県には横浜銀行の支店がありますが、これは明治の開港地の一つが横浜であり、生糸をすぐに買い付けようと金融拠点も動かした名残です。

漫画の「頭文字D」の主な舞台になったためか、県内には多様なスポーツカーが走ってます。県内で出会う自動車はキズとかへこみをつけて走る人は滅多におらず丁寧に走っている人が多いです。群馬県では自動車は欠かせない足となるので、大事に扱いましょう。

食べ物では小麦の生産と消費がともに高いです。日本三大うどんである水沢うどんやおきりこみ、バリエーション豊富な焼きそばなど麺類が豊富です。ほかにも焼きまんじゅうなど小麦を使った特産品が多いです。

さらに今では有名なネタになりましたが世界に四つだけのハーゲンダッツの工場があります。

こんにゃくの生産は群馬県がシェア8割以上あります。それだけ生育環境が他よりいいのでしょう。もし群馬県がなかったらいくつかのゼロカロリー食品や刺身こんにゃくなどは誕生しなかったでしょう。

上毛カルタに力あわせる○○○万(〇のなかは人口の数字)というのがあり、人口の推移によって改定されてきたのでどの数字を言うかで年代がわかるそうです。

 

群馬県のスコア

人口密度:★★★☆☆
温暖度:★★☆☆☆
海国度:★☆☆☆☆
山国度:★★★★★
給与水準:★★★☆☆
通勤通学時間:★★★★☆
自動車保有率:★★★★★
交通利便度:★★★★☆
軍事力:★★★☆☆
工業力:★★★☆☆
持ち家の広さ:★★★☆☆
保守的:★★★☆☆
夜遊び充実度:★★★☆☆
空気清浄度:★★★☆☆
交通安全度:★★☆☆☆
治安:★★★☆☆
生活費の安さ:★★★★★

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