青森県の暮らし、生活環境
青森県全般の暮らしぶりについて解説します。
(執筆:ニフラムで消えそうな人)
地理
本州最北のため、小中学生が正しい場所を答えられる県として、北海道、沖縄に次いで有名です。
青森県の代表的な都市としては・・・。
日本一のリンゴの産地で、城下町の弘前市。
津軽海峡に面し、空港とフェリー港を備える県庁所在地の青森市。
B1グルメ発祥の地であり、県内屈指の漁港を有し、新幹線も走る八戸市があります。
JR弘前駅から青森市までは新幹線が通っていませんが、快速で1時間30分くらいの距離です。
冬の厳しさは津軽地方(西部)が顕著で、逆に太平洋側や北東部の下北半島は降雪量も少なく、比較的過ごしやすいと言えます。
日本最大の砂丘は鳥取砂丘ではなく、青森県の猿ヶ森砂丘です。しかし一般人の立ち入りはできません。
仕事
農家や漁師、伝統工芸の職人では、後継者不足が心配されています。人手不足をドローンやAIを使って補う農家もぽつぽつと出てきました。
三沢市に米軍基地があり、陸・海・空の自衛隊基地も多くあることから、国防に関する仕事に就いているかたは多いように思います。
国際熱核融合実験炉、核燃料サイクル施設など世界でも少ない核燃料に関係する施設もあるため、技術職のかたも県外から来られています。
教育
人工の多い三都市に限って言えば、特に問題はありません。関東の都会よりも一校あたりの生徒数は少ないです。
弘前大学医学部附属病院があり、県外からやってきた医療人を目指す学生さんが弘前には多く住んでいます。
国内でも屈指のスポーツ進学校である青森山田高校もあり、そちらにも県外から学びに来る学生さんがいます。
その反面過疎化の進む地域も多く、小中学校の統廃合などをよく耳にします。
交通機関
あまり発達しているとは言えないです。
人口密度の低さもあり、基本的な移動手段は自家用車です。冬でもまれに自転車を使っているかたがいますが、自殺行為と言って過言ではないでしょう。
また先述のとおり、JR青森駅や新青森駅から弘前駅まで新幹線が通っていません。南部鉄道の乗車人数も少なく思います。
ですが空路においては他県よりオープンであると言えます。台湾との定期便も就航しており、中国、台湾、韓国からの旅行者は空港を使うかたがほとんどです。
近年ではダイヤモンドプリンセス号などの旅客船も寄港しており、港湾も整えられています。
買い物(日用品)
日用品などは一般的なスーパーで十分間に合います。県内ではユニバース、マックスバリュー、イオンなどのスーパーが有名です。またイオンタウン(複合型のショッピングモール)などもあります。
農家のかたや技術職のかたに需要のあるホーマック(DCMホールディングスの小売店)では専門的な道具を買うことができます。※私は仕事用と趣味用にホーマックでハンドグライダーや研磨剤などを買っています。
郊外の田舎では個人商店の品揃えが意外と豊富で、グロウランプからガリガリ君まで売っているお店がありました。
また県内に長く根付いている家庭では、親戚間で余った農作物や魚介類を送りあう事も多いです。
娯楽
正直なところ三大都市でもあまりありません。いわゆる歓楽街というものはありますが、5分も歩いて回れば全て見尽くします。個人的な見解ですが、冬場にわざわざ外を出歩かないために繁盛できないのでしょう。
インターネットカフェなども限りなく少ない(私が知っている範囲では弘前駅から半径20km内で1建あるくらい)です。
小学生など児童が遊ぶのに使う公園は充分にありますが、冬は住民達の除雪した雪の墓場になります。
観光自慢や誇り
日常的な娯楽と『観光での娯楽』では、話が変わってきます。
満開の桜、天守閣を残す城、そして津軽富士と呼ばれる雪を被っている山を同時に見られ、地元のグルメとお酒も同時に楽しめる「弘前さくらまつり」は、一週間程で200万人を軽く超えるほどの観光客が国内外からやってきます。
夏にはねぶた祭り(地域によっては「ねぷた」ともいう)が暑い夜を焦がします。県内の様々な地域で見物することができます。
田舎館村の田んぼアートも有名で、その完成度の高さは地元民でも脱帽します。
日本最初の世界自然遺産である「白神山地」は秋田県にもまたがっていますが、面積の約70%が青森県側です。
秋冬は過ごしにくいせいもあって見所も限られてきますが、冬には弘前城雪灯篭祭りも開催され、スケールの大きな氷の彫刻と、幻想的な灯篭を眺めることができます。
また温泉も通に有名な、不老不死温泉や酸ヶ湯温泉などがあり、湯治客も少なくないです。
方言や訛り
地域によってかなり差があります。
バラエティ番組などで笑いものにされやすく、字幕表示が記号にされる事もある津軽弁や南部弁ですが、実際に住んでいる者としては地域と年齢によるところも大きいと思っています。
じっちゃんばっちゃん世代の津軽弁は、若い世代にとっては何を言っているのか分からないことが多いです。
例:おめぇのけやぐとの付き合い正直たんだでね。
逆に米軍を抱える三沢市や、県外からやってくる学生の多い青森市では標準語が普通だったりします。
青森県のスコア
人口密度:★☆☆☆☆
温暖度:★☆☆☆☆
海国度:★★★★☆
山国度:★★★☆☆
給与水準:★☆☆☆☆
通勤通学時間:★★★★☆
自動車保有率:★★★★☆
交通利便度:★★☆☆☆
軍事力:★★★★☆
工業力:★☆☆☆☆
持ち家の広さ:★★★★☆
保守的:★★★☆☆
夜遊び充実度:★★★☆☆
空気清浄度:★★★★☆
交通安全度:★★☆☆☆
治安:★★★★★
生活費の安さ:★★★☆☆
※注
人口が少ないため、人口比で居酒屋や歓楽街店舗等が充実している事になり、夜遊び充実度が高めに出ている。
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