長崎県の暮らし、生活環境

長崎県

ここでは主に、長崎県を南部中心に暮らしぶりについて説明します。(2018年/平成30年4月現在)
(執筆:hima.)

地理

日本列島の最西端に位置します。南北に長く、主に半島と島から成っており、総海岸線延長は北海道に続き全国2位の4,184km、島嶼数は全国最高の約600、内有人島は約70。陸地面積は約4,100平方キロメートル、総人口約140万人です。
県南部の中心市は県庁所在地でもある長崎市、県北部の中心地は佐世保鎮守府が置かれたことで知られる佐世保市です。

南北に細長く、西側に海・東側に県境の山という地勢上、平地らしい平地は殆どありません。常に視界には山が入ってきます。
外海として東シナ海・日本海、内海として大村湾・有明海等に面し、扇状地(大村)、中世からの大規模干拓(諫早)、リアス式海岸(県北部)等を有するなど、地理的特色は強い県といえます。

ちなみに、平成の大合併により8市70町1村から13市(4郡)8町まで全国一の比率で合併が進みました。


仕事

地方都市全般かもしれませんが、就職というのはかなり大きな問題となっています。
決して求人が少ないというわけでもないのですが、賃金や職種などにより、県外都市部への若者の流出は激しいです。
最低賃金は737円。全国最低です。(といっても、九州では福岡県以外この金額なのですが)

最近はIターン等で第一次産業に従事する県外出身の方も僅かですがいらっしゃいます。


教育

県内の離島をはじめとする過疎地域は小中学校で複式学級の形をとるところがあります。
高偏差値の公立高校に集中することがある一方、離島や過疎地区では定員割れする高校も多くあります。

全国比較で見れば、決してレベルが高いとは言えません。


交通機関

本土側と離島側では事情が大きく異なります。

本土側では、公共交通機関がそれなりには整備されており、移動が不便ということは特段ありません。
鉄道はJRを始め、松浦鉄道・島原鉄道・長崎電気軌道の4社で運行されています。県内路線は毎時1本はあり、県外へも毎時2本ほど特急が設定されています。
路線バス網も地方都市なりに便数が少ない路線もありますが長崎・諫早・大村・佐世保の各市で整備されています。高速バスは、長崎~佐世保間の県内移動から、福岡(博多)はじめ九州各県、京阪方面へも運行されています。
航空便は長崎空港から羽田・伊丹・中部・神戸・関西・沖縄線が毎日飛んでいます。また、対馬・壱岐・五島の離島にも1日2往復以上の定期便が運航されています。また、国際線として、仁川便が週3往復、浦東便が週2往復運航されています。

多くの離島を抱える長崎県で活躍するのが船です。長崎港・佐世保港より各島へのフェリー・ジェットフォイルが出ています。また、島原半島から熊本・天草方面へも船で移動できます。
福岡~壱岐~対馬の航路もあります。また、対馬からは釜山との間にも定期船が運航されています。

離島側中心に、公共交通網が整備されていない場所はマイカー移動が主となります。バスがあるところもありますが、地域差が激しいです。山が多いため山間部を走る道路が山岳で有名でないにいも関わらず比較的多いのも特徴かと。特に島嶼部は大きな島を除き山の間を走ることになります。
隣同士の島間移動には、橋も多く整備されてきているので、船移動からの転換も進みました。
最近は五島などで観光客向けにEV貸出も行われています。


買い物(日用品)

離島のガソリン代は、本土エリアと比較すると高めです。
他の日用消費財もそこまで都会との差はないと思われます。ただし、野菜や魚などの生鮮品は都会に比べると安く、鮮度も良い物が豊富に売られています。産地直売所も何店舗もあり、また、農家の直売所(コインを入れるやつです…この説明でわかりますかね…)も畑の近くにはあります。
スーパーによる差もあり、地域の生鮮品が多くても価格が少し高い店、全体的に安い店…等々、ここは主婦の知恵と言ったところかと思います。また、中心部にはドラッグストアが何店舗もある場所があり、菓子類の安売りは簡単に手に入ります。


娯楽

娯楽の種類にもよりますが、第一に挙げられるのはハウステンボスでしょうか。県外からの観光客も多いですが、花鑑賞系イベントや冬のイルミネーションなどは入場チケットだけで楽しめます。
買い物は長崎地区なら「みらい長崎ココウォーク」「ゆめタウン」などの大型商業施設、「町」といわれる浜の町・新地方面でしょう。思案橋付近は飲み屋も充実しています。佐世保地区なら「佐世保五番街」や「四ヶ町アーケード」でしょう。県央地域には大村のイオン(昔は大村ジャスコ、オムジャスと言われていました。)や駅前商店街があります。

 

長崎県の噂、お国自慢

大阪より釜山が、東京より上海が近い。というか、広島よりも釜山が近いし、名古屋より上海が近い。対馬北端からは釜山の花火大会や夜景が見える。戦前には長崎~上海に定期航路(日華連絡船)があった。

長崎と佐世保の間には大きな隔たりがある。移動に約2時間かかるため、佐世保人は「遊びに行く」時は博多方面だったり。

陸(第4師団相浦駐屯地 など)海(佐世保地方隊・第22航空群 など)空(西空福江島分屯地・海栗島分屯地)の自衛隊が揃う。

佐世保で毎週末に艦艇の一般公開が行われる。

「琴海中学校」は2つある。

運賃が全国最高(らしい)鉄道(島原鉄道)と全国最低(大人120円均一)の鉄道(長崎電気軌道、即ち路面電車)がある。

長崎空港は世界初の海上空港。箕島をもとに埋め立て造成された。コンコルドも飛来したことがある。

スギ花粉がない島 がある。

佐世保の針尾電波塔は「新高山登レ 一二〇八」を送信した電波塔のうちのひとつ。

端島(軍艦島)が似ているとされるのは戦艦「土佐」。ちなみに、長崎港の外側(南側)から見ないと、しっかり船の形には認識できない…
一時間降水量全国一位の記録がある(153mm)

 

長崎県のスコア

人口密度:★★★☆☆
温暖度:★★★★☆
海国度:★★★★★
山国度:★★☆☆☆
給与水準:★★☆☆☆
通勤通学時間:★★★★☆
自動車保有率:★★★☆☆
交通利便度:★☆☆☆☆
軍事力:★★★★★
工業力:★☆☆☆☆
持ち家の広さ:★★☆☆☆
保守的:★★☆☆☆
夜遊び充実度:★★★☆☆
空気清浄度:★★☆☆☆
交通安全度:★★★★★
治安:★★★★★
生活費の安さ:★★★☆☆

※補足
長崎県は平均標高は低く、ここだけ見ると山国度は★は1つ相当。ただし平地が少ない。特に長崎市は坂道だらけで有名。そのためバイクの保有数が高く、自転車を使う人が少ない。

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